
近年、共働き世帯の増加や家事以外の時間を優先したいというニーズが増えています。
料理のジャンルとして定着した「時短」を叶えるキッチン収納がさらに進化してきました。
スムーズな動線や作業性の高い収納は当たり前になり、そのうえで今はキッチンに豊かさやゆとりを求めるようになってきました。
新しいキーワードは、「素材感・高機能・グレード感」。
それを加速させたのが世界的なパンデミック。家での時間の使い方、料理や食事の大切さに改めて気づいた人も多く、食への意識が高まったことが大きく影響しています。
キッチンに求められるものが変わったことで、おのずと収納にも変化が表れはじめました。
調理家電をはじめ器具や道具などのアイテムが増え、キッチンのボリュームが大きくなってきています。
さらに、キッチンとダイニングテーブルを一体化させるスタイルも増え、ダイニングやリビングも含めた収納を考える必要があります。
使う人のライフスタイルに合わせて、収納を細分化する必要も出てきます。
今後は収納も含めてよりパーソナライズされた「世界に一つだけのオリジナルキッチン」が求められていくと思います。