タイルは薄く形成した粘土を焼いて作られています。
耐久性、寸法安定性に優れ、耐水性、清掃性も高いので、建物の外壁や内装の水回りなどによく用いられます。
製造方法や加工によって多様な色彩や風合いを表現できる点もタイルの魅力です。
タイルの成形方法は、湿式と乾式に分けられます。
湿式は水分を含ませて練った土を押し出して成形する方法。
乾式は水分を少なくした砂のような状態のタイルを、1000t程度の圧力でプレスして成形する方法です。
窯でタイルを焼くことを焼成といい、焼成の温度によって磁器質、炻器質、陶器質に分けられ、それぞれの吸水率などの特徴が異なります。
タイルには高い強度がありますが、剥がれるリスクもあります。
焼き物のため、同じ色のタイルを再現するのは難しいですが、剥落や交換のためにタイル貼りにはさまざまな施工方法や補修方法が開発されています。